2012年05月10日

ジャズのタイム感

もうそろそろ「リタイア」に向けて、色々と準備しようかな...と思っていたのですが、年末に向けてヤヒロさんとのデュオがどうやら現実化しそうなので、またまた音楽の事を色々と考える事にしました。

どうやら僕の場合、音楽から離れようとすると必ず誰かが引き止めに来てくれるようです。
まあ嬉しくもあり、迷惑でもあり...

ヤヒロさんから「とにかく曲を作って!!」という極秘指令が出たので、困ったなあ...と思いつつ、どんな事を二人でやると面白いかなぁ...と色々と考え始めた処です。

そんなこんなで、例によってYoutubeを色々観ていると...

発見しました!!

ガレスピーのUnited Nations Orchestraによる「チュニジアの夜」です。
正に「モンスターバンド」です!

特に、管楽器部隊は凄いですねぇ。
それぞれがリーダー格のメンバーです...よくぞここまでのメンバーが集まったと思います。
おやっ、クラウディオも居ますね。

Arturo Sandoval (solo) - Trumpet and Cornet
Claudio Roditi (solo) - Trumpet
James Moody (solo) - Alto Saxophone
Paquito D'Rivera - Alto Saxophone
Mario Rivera - Tenor Saxophone
Slide Hampton - Trombone
Steve Turre - Bass Trombone
Danilo Perez - Piano
Ed Cherry - Guitar
John Lee (solo) - Bass
Giovanni Hidalgo - Congas
Airto Moreira - Percussion
Ignacio Berroa - Drums




とにかく、このバンドのグルーブは凄い!!
一拍毎に強烈なエッジがあるにも関わらず、全体にとても滑らかです。
ベースがエレベなのに、強烈に「ウネウネ」しています...

5分40秒過ぎからのクラウディオのソロ、ひときわ壮絶ですね。
「そう来るか!?」というソロの入り方もさる事ながら、この強烈なタイム感は彼ならではのものですね。

コーラスのAの部分の2コードの解釈も、クラウディオらしくなくて面白いですね。
テンションとリリースの関係を、意図的に伝統的な解釈の「逆」に持って来ています。

なるほど、なるほど...

それにしても...フレーズをググッと縮めたり、逆に伸ばしたり...
この人は「タイム」を、自由自在に操る事が出来ますね。

ソロの流れの作り方も、お見事!!です。
バックのリズム隊のメンバーを上手く乗せて、バンドが一体となってグルーブしています。
勿論、バックのメンバーのレスポンスも速いです。

これは、とても大切な事です。

自己完結や「独り言のようなソロ」は本当に意味がなく、一緒に演奏していても退屈極まりないものです。
お互いが生身でぶつかり合うところに、もの凄いエネルギーが産まれて来る訳です。
それが、本来の音楽の持つ「不思議な力」になる訳です。

実はその昔、クラウディオとニューヨークでレコーディングする機会を得ましたが、その時も強烈でした。
一言で云えば「一拍の長さが致命的に違う」事を痛感しました。
未だに、その時の衝撃や感触をしっかり覚えています。

心優しい彼は...何故か僕のピアノを大変気に入ってくれたらしく、その事をギレーン(ギレルミ・フランコ)が我が事のように喜んで僕に伝えてくれた事は、一生忘れない思い出の一つになっています。

ギレーンとはレコーディングの他に、ニューヨークとサンフランシスコでライブをやりましたが、勿論ギレーンも凄かった!!
あのクラスの人達は、同じ人間ではありませんね。

いつの日か再会したいと...

posted by ハロハロ at 06:17| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦めの教材とか動画とか... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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